かわいい子には旅をさせよに含まれる意味 日本のことわざ
『かわいい子には旅をさせよ 日本のことわざ』
子どもが、必ずしも可愛いと感じるものではないと聞いたりします。
かわいいと感じるのは、血のつながりなのか、愛なのか、情なのか、あまり、明確にしない方が良いのかも知れません。
しかし、過保護や過干渉になると、その弊害が起きるというリスクを抱えている以上、そうならないためにも、適切な距離感や関係性を探っていきたいですね。
冒頭のフレーズの真意は、可愛いと感じているのであれば、大事に抱えて甘やかすだけではなく、あえて辛いことや苦労などの経験もさせてあげなさいと言うことです。
「旅=トラベル」の語源は、トラブルだったと聞きます。つまり、旅にトラブルは付き物なので、旅をトラベルと言うようになったそうです。そんな苦労や危険が伴う旅をさせる意味がどこにあるのでしょうか?
それは、人生も長い旅路のようなものだからと考えています。
人生は、旅の一時ではなく、自分の立ち位置で、耐えていかなければいけないことや、避けがたい苦労などもついて回ります。
その様な時に、それをガマンするのが良いのか? それとも回避するのが良いのか? などを判断するためにも、様々な経験を積んでおいた方が良いという意味なのですね。
様々な場所に出かけることで、いつもと違う環境で起きる事に対処しながら、自分の能力を磨くという方向性です。
このような経験を避けることは、その子を可愛がることには繋がらないというのです。
保護的な立場にいる人ならば、子どもの選択が、苦労するだろうなと想像できても、それにブレーキを掛けずに、経験値を積ませる視点が必要なのですね。
それが、子どもにとって、辛く大変なことであっても、成長につながり、ためになるはずだという事です。
「十分に愛しているのであれば、十分に厳しくしなさい(フランス語)」などの、ことわざもあります。
はじめてのお遣いの動画は、見てる方が、ドキドキハラハラの連続です。でも、スタートがいつからかが適切なのかは分かりませんが、そのようなチャンスを設定するのも、子育てには必要なのでしょうね。
このことわざを使って、旅行代を請求するパターンもあるようですので、保護者のドキドキも種類が増えます。
でも、子どもが望む新体験が、成長に繋がると感じたら、悪くない投資なのかも知れませんね。
ただし、色々ありすぎる世の中なので、慎重になってしまう気持ちも分かります。
何がどうなっても、生きていてくれれば良いというマインドで、ドシッとしているのが一番大切ですね。
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