内容の開示をしない祈りのリクエスト
「病気が治るようにお祈りをして下さい。」とか「試験に合格するようにお祈りして下さい。」などと、祈りのリクエストが出ます。
でも、最近は個人情報保護の観点から、プライベートを優先する風潮もあってか、内容を開示せずに、「とにかく祈って欲しい。」というケースもあります。
それは、病気によっても開示しにくい状況であったり、家庭内での課題などもあるようです。
「平安があるように、主が共にいることを実感できるように、主の最善が為されますように、御心を受け入れることができるように」祈ることがあります。
一般的には、「お祈りしてもらってすっかり健康になりました。」とか「お祈りをしてもらって、試験に合格しました。」などと、経過や結果のフィードバックがありますが、それがない場合に、「お祈りのリクエストをしたのに状況も知らせないなんて失礼な」という批判を耳にすることもあります。感情的な流れですが、私はどこか違和感を抱く部分があります。
祈っていても、祈ってもらっていても、自分の理想とする願望が実現できるとは限らないのです。願いを申し上げることは大切ですが、それが叶えられないならばいじけるというのは、短絡的のように感じます。
大切なのは、祈る姿勢、自分が努力できるところに取り組む姿勢、示された状況での最適な対応など、当事者の動機や姿勢を客観的にそして冷静に観察する要素も必要なのですね。
内容不開示の祈りのリクエストがきたら、あなたなら、どのようにお祈りされますか?
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