嘘を本当らしくするために

『一つの嘘を本当らしくするためには、いつも七つだけ嘘を必要とする。 ルター 「著作集」』

体裁を取り繕おうとすると、真実でない作り話を作り上げようとしてしまうのが、人間の一面のようです。自己正当化のためにとる行動ですね。

0点のテストがあるにも関わらず、そのテスト用紙をシュレッダーにかけて処分したので、「自分は0点を取ったという証拠はない」というイメージですね。

0点のテストを見せられた時に、親の対応が大切なのだそうです。「正直に良く見せてくれたね」と言えると良いのですが「何でこんな成績なんだ!!!!!」という怒りの反応が大半ではないでしょうか?怒りを表すと次には見せられなくなってしまうようですね。

0点を取った本人が、自分を責めているので、親としては冷静に受け入れてあげる方が、子の自己受容に繋がるのでしょうね。傷に塩を塗り込むような反応がでると、自責に耐えられずに、他責に走ったり、モノに当たったり、逃避行動になるのですね。

「やさしい嘘」とかも言われますが、方便というのが人によって基準が違うので難しいところですね。基本的に人間は、嘘をついてしまう生き物ですからね。

利害関係がなければ、その嘘をスルーできるのがやさしさなのかも知れませんね。ただし、利害関係が出てくると、スルーできない要素になり、係争にも発展しかねない状況を生むのですね。

自分のためにも、できるだけ嘘はつきたくないですね。

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Posted by dblacks