父の肩車 ラグビーノーサイド後の余韻

父の肩車と言えば、書家の金澤翔子さんが、「一番高かったところ」として答えた最高の経験だと記しました。そのイメージが重なる光景を目にしました。

2019ラグビーワールドカップの日本vs南アフリカで、日本の敗戦が決まった後の光景でした。会場の興奮も覚めやらぬまま、日本代表もスタンドもともに試合の余韻に浸っている時間に見えました。

日本代表の選手たちは、スタンドで応援していた自分の子どもたちをグランドに降ろして、その感覚を共有しようとしていました。人気ナンバーワンの主将のリーチ選手も娘さんを肩車して、グランドを歩いていました。そのほのぼのとした雰囲気や肩に乗っている娘さんの誇らしげな凜とした表情は、とても敗戦後の光景には感じられませんでした。

このグランドを踏みしめた感覚やそこで肩車されたことなどが、心象風景となって、後々の人生に影響を与えていくのでしょうね。

荒々しいイメージが強いラグビーですが、各国代表の選手は、意外とホワイトカラーの選手が多いとのことで、プレースタイルの相まって、紳士的な印象を持ちました。

また、一戦一戦、違う戦いになり、実力が伯仲していれば、どちらが勝利するか分からないのも、予定調和がなくガチンコの勝負が、ファンにとっての魅力なのだろうと感じました。

にわかの中のにわかですが、また、機会があれば観戦したいとも考えています。

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Posted by dblacks