モーセの舅イテロのスタンス 出エジプト18:17-23

『モーセのしゅうとは言った。「あなたのやり方は良くない。あなた自身も、あなたを訪ねて来る民も、きっと疲れ果ててしまうだろう。このやり方ではあなたの荷が重すぎて、一人では負いきれないからだ。わたしの言うことを聞きなさい。助言をしよう。神があなたと共におられるように。あなたが民に代わって神の前に立って事件について神に述べ、彼らに掟と指示を示して、彼らの歩むべき道となすべき事を教えなさい。あなたは、民全員の中から、神を畏れる有能な人で、不正な利得を憎み、信頼に値する人物を 選び、千人隊長、百人隊長、五十人隊長、十人隊長として民の上に立てなさい。平素は彼らに民を裁かせ、大きな事件があったときだけ、あなたのもとに持って来させる。小さな事件は彼ら自身で裁かせ、あなたの負担を軽くし、あなたと共に彼らに分担させなさい。もし、あなたがこのやり方を実行し、神があなたに命令を与えてくださるならば、あなたは任に堪えることができ、この民も皆、安心して自分の所へ帰ることができよう。」(出エジプト18:17-23新共同訳)』

モーセが、獅子奮迅の奮闘しているのを見て、イテロは助言を行いました。

ただし、イテロの経験に基づいた私見としてモーセに伝え、創造主である神に聞いて、良いと思ったら実行しなさいという、節度や立場をわきまえた内容でした。

いくら創造主である神に選ばれたモーセであっても、人間一人の能力には限界があります。

21世紀でも採用されているような合理的な運営の提言をしたのですね。

民を統治するというより、民のニーズを満たすことができる体制を確保することが、何よりも大切なのですね。

これは、イテロがミデアンで果たしていた経験に基づいていたのでしょうから、非常に説得力を感じます。

時に、自分の限界を無視して、自分だけで何とかしようと、もがいてしまうこともあります。

その様な時にこそ、ココを思い出して、情報を整理して、自分の役割を見出し、それに集中できるように心がけたいモノです。

もちろん実行力の源泉や実行することは大切です。

でもその前に、モーセは創造主である神の御心を知る必要がありました。

また、リーダーとして求められる資質は、熱心さや勤勉さであり、民よりも働く姿勢です。

そのためには、人一倍の意欲を持っている必要があります。これは、他人からはよく見えるからです。

そして、確信に満ちた行動ですね。

しかし、モノゴトがウマく運び出すと、人間は傲慢になりがちです。これが、一番気をつける必要があります。

常に、謙遜を保ちたいですね。

確信と謙遜の両立が課題です。

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Posted by dblacks