覚醒する時 箴言6:9-11

『9 怠け者よ、いつまで寝ているのか。いつ目を覚まして起き上がるのか。
10 少し眠り、少しまどろみ、少し腕を組んで、横になる。
11 すると、付きまとう者のように貧しさが、武装した者のように乏しさがやって来る。 箴言6:9-11新改訳2017』

アイデアが浮かばない時、考えがまとまらない時に、何もカタチにできないという経験は、多くの人が経験しているのではないでしょうか?

この箴言を読むたびに、まるで、自分の事を言われているように感じて、ドキッとします。

病気など休養が必要な時には、ゆっくり養生するコトが必要ですから、そのような状態の人を責めるものではありません。

健康な状態でも、身動きがとれない時があります。

その要因としては、心に何かの引っかかりがあることもあります。

解決策は、自分の状態を受け入れる自己受容からはじめられます。そのためには、傾聴者やカウンセラーの助けが必要かも知れません。とにかく、こんな怠惰な自分はダメだという「自己否定」から抜け出すことが肝要です。

睡眠には大きなエネルギーを必要としますから、不眠気味の人にすれば、爆睡できる人は実に羨ましい限りなのです。

何もやる気にならず、手につかないという時には、自分の意欲とテーマの方向性が違うのかも知れません。それは、完璧に一致する事の方が珍しいと考えます。

時には、思いついたら行動してみることもきっかけになるのではないでしょうか?例えば、家のホコリを拭いてみるというのも一つです。

掃除は、変化が分かりやすいですから、自分が起こしたアクションで、目の前の状況が変わるのですから、達成感も味わえるチャンスなのかも知れませんね。

今の時代、「付きまとう者のように貧しさが、武装した者のように」という言い回しを切実に感じる人も多いでしょう。その恐怖で身動きができなくなるというケースも考えられますね。

世捨て人と言われるホームレスの方々も増えています。

その様な人は、自死は選ばないものの、世の中の一隅で、ひっそりと暮らしています。

中には、ギャンブルで身を持ち崩した人や、アルコールなどの依存症で、飲んだくれるうちにその様な状況に追い込まれたという人もいます。

でも、その中から信仰者になる人もいて、創造主である神【主】を認め、その愛を実感するところから人生が変わっていく人がいるのです。

それは、生きる希望を再認識し、何かの目覚めがそうさせるのです。

この箴言は、霊的な覚醒に対する促しで、被造された人間に対する創造主である神【主】からの呼びかけなのです。

一人一人が、それぞれの自由意志で、これに応答する必要があります。

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Posted by dblacks