人生は長い会話 ニーチェ
『夫婦生活は長い会話である。結婚生活ではほかのことはすべて変化してゆくが、一緒の時間の大部分は会話に属する。ニーチェ 『人間的な、あまりに人間的な』』
夫婦関係は、色々な側面があるのではないでしょうか?
長い間、連れ添っていらっしゃるご夫婦からは、会話が少なくても、何か通じ合っているような部分を感じることがあります。
でも、ギクシャクしているご夫婦もいらっしゃいますね。まあ、それも一つのコミュニケーションなのだと理解しておきます。未確認飛行物体が飛び交ってご家族が救急車を呼ばなくても良いようにだけはお願いします。
夫婦船という漁がありますが、そのように夫婦は運命共同体で、お互いに配慮しながら生き延びているのですね。
家庭環境の変化や対人関係の変化を共にしながらの歩みは、当事者にしか分からないことが多いです。
どうあるのが理想かは、それぞれの価値観によるモノです。
でも、出会って夫婦になって、その関係を維持発展させていくのには、並々ならぬ努力や忍耐が必要です。
「夫婦生活は長い会話」と記されているこのフレーズには、共感することしきりです。
行き交う言葉だけではなくて、それよりも、忍耐や努力、配慮などの結晶のように感じます。
二人で紡いでいく糸のように、そして、その糸が織りなす布のように、その会話は続くのですね。
世の中では、無口な夫と、しゃべり放題の妻という傾向が挙げられます。
それは、一面であり、無口な夫出会っても、背中が雄弁に語っているような時もあるはずです。
いつも元気よく話をしている妻が、途端にしゃべらなくなれば、一大事かも知れません。
どの様な変化があっても、そばで寄り添う、添い遂げる事ができれば幸せなのでしょうね。
夫婦と言えども他人、そして、どれだけ仲が良くても、別人格です。
二つの頭と口は、一致しないこともあるでしょうね。
それさえも、楽しめるのが大人のゆとりだと考えたいです。
問題は、何かの結論を出す時の導き出し方です。
それを間違うと、会話の強制終了かも知れませんからね。ご用心です。
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(独: Friedrich Wilhelm Nietzsche, 1844年10月15日 – 1900年8月25日)は、ドイツ・プロイセン王国出身の思想家であり古典文献学者。ニイチェと表記する場合も多い。
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