つじつまが合わないこと 箴言14:8
『8 賢い人の知恵は自分の道をわきまえること。愚かな者の愚かさは欺きにある。 箴言14:8新改訳2017』
わきまえることは、非常にハードルが高いと感じる人が多いかも知れません。
それは、言葉を換えれば、自己受容です。等身大の自分自身を受け入れることです。
そして、自分の可能性についても、現実的に考えられる思考を持つことです。
これができることが賢い人の条件だと、この箴言は語ります。
一方、愚かさには欺きがあると記されているのは、ナカナカ手厳しいですが、現実ですね。
自分を少しでも大きく見せようとする事も欺きになります。
身長が低ければ、高下駄を履きたくなるし、シークレットブーツをポチりたくなる心理も出てきますよね。
「見た目が9割」という考え方が、世間の価値観でもあります。
人との出会いを大切にして、ビジネスや自分自身のより良い人生に繋げたいという局面においては、大切な要素でもあります。
しかし、すぐにバレるような仮装では、信頼関係も保てませんし、発展もできません。その理由は、つじつまが合わないからです。
それよりは、自分自身を吟味して、自分に足りないことを勉強したり、何かを身につけたりと言うような、努力を伴う方向性も大切ですよね。
人生で、だまし通せることもありますが、自分自身では隠せていると、考えていても、周囲には分かっているということも結構あります。
それを、そっとして置いてくれるのは、「周囲の優しさ」です。
基本的には、自分自身の中である程度、つじつまが合っているかどうかのチェックは、最低限しておきたいものです。
特殊詐欺が、横行しているのは、騙す相手に悟られないようなシナリオと演技力かも知れません。それでも、全員を騙せないのは、どこかに、「?」が浮かぶ直感力や冷静さによる防衛力からでしょうか。
年を重ねると、人間の認知能力にも、綻びが出るようになっていきますが、つじつまが合わないと違和感があるという領域を大切にしたいですね。
人生のタイミングで、自分の道をわきまえることを繰り返していきたいと考えています。
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