パイ生地と約束 ジョナサン・スウィフト
『約束とパイの外皮はたやすく破れるものである。 ジョナサン・スウィフト』
ナカナカ風刺が効いたフレーズです。
約束と言えば、選挙公約というものが日本でも、声高に叫ばれるようになりました。
しかし、それが、現実になるのは、増税や制度の改悪の時で、選挙の時だけ、聞き心地の良いことを言っているという批判は、根強いモノがあります。
それをイメージすると、「パイの外皮」を引っ張り出すのは、秀逸な表現かも知れません。
小籠包も焼き餃子も、加熱するときには、皮を閉じていることが、最初の食感にとって最重要です。
ジュワーーと広がる熱い肉汁を余すことなくすするためには…。
でも、予定は未定という言葉を繰り返す人もいて、約束を破るという予告なのか? 守れなかったときの防衛戦なのか? を、いぶかって見てしまいます。
約束をする時の気持ちは、お互いにとって非常に大切です。
信頼関係にもよるのでしょうけれど、お互いに、より良い関係を維持発展したければ、不利益にならないように、果たせる約束をすると思います。
でも、格好つけたい相手とか、見栄をはりたい相手には、果たせそうにない約束をしてしまうかも知れません。
これも、パイの外皮が破れやすくなる要因だと考えられます。
「針千本」を飲まされるようなペナルティーは恐ろしいです。でも、「指切りげんまん」などと、小さなうちから、気やすく口にしている姿を見ると、大丈夫かな?と思ったりします。
できない約束をしてしまう心理状態もイメージしておく必要性がありますね。
自分の可能性を理解していないこともあります。
また、自分だけではなく、家族や知人の同意も必要なケースもあります。
さらに、資金的な手当が付かない可能性もありますね
自分自身では、コントロールできない要因もありますから、それも含めて、自分が果たせる確率が高い約束をするようにしたいと考えています。
ジョナサン・スウィフト(Jonathan Swift、1667年11月30日 – 1745年10月19日)は、イングランド系アイルランド人の諷刺作家、随筆家、政治パンフレット作者、詩人、および司祭。著名な作品に『ガリヴァー旅行記』『穏健なる提案』『ステラへの消息』『ドレイピア書簡』『書物合戦』『桶物語』などがある。スウィフトは英語の散文で諷刺作品を書いた古今の作家のなかでも第一級といってよいだろうが、詩作のほうはそれほど知られていない。彼は当初すべての著作をレミュエル・ガリヴァー、アイザック・ビッカースタッフ、M・B・ドレイピアなどの筆名でもしくは匿名で発表した。
1976年から発行されていたアイルランドの10ポンド紙幣に肖像が使用されていた[1]。
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