生き甲斐とは? 石川達三

『若い人たちはよく、「生き甲斐がない」と言います。しかしそれは当たり前です。孤立した人には生き甲斐はない。生き甲斐とは人間関係です。 石川達三』

人間は、関わりの中で生きているのですね。

しかし、高度経済成長が行き着いた先は、核家族であり、個室、そして、個食でした。

それが「孤」に拍車をかけてきた感は否めないと感じています。

もちろん、「孤独」がすべて悪ではないと考えています。

しかし、「孤立」と言う状況は、好ましいとは考えていません。これは、周囲との断絶を意味するからです。

今の時代は、経済的な手当てがあれば、ある程度まで、関わりから距離を置く「孤」という状態ができてしまいます。それでも、どこかに周囲との接点はあるのですね。

ここで、言われている「生き甲斐」と言うモノは、面倒くさいと言われる人間関係の適度な距離感を見つけることなのかなとも考えます。

人のパーソナリティーを知り、自分とのより良い距離感を探ることは、非常にエネルギーを必要とするのですからね。

世の中に生きている人間にとって、あの人は知り合いが多いと言われる人でも、知らない人の方が圧倒的に多い野かも知れませんから。

良い出会いと適度なお付き合いを心がけたいですね。

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Posted by dblacks