涙とパン ゲーテ

『涙とともにパンを食べたものでなければ 人生の味はわからない。ゲーテ』

人生の苦労や苦悩を記したゲーテのフレーズです。

パンがあるだけ有難い状況なのかも知れません。

涙を流しながらパンを食べるという経験を持っている方も多いと思います。

私にも似たような経験があります。

それは、経済的などん底です。

商売の方法を知らずに赤字、手元資金も心許なく、どうなるのかと不安を強く感じたときがありました。

お金のメドが立たないと、お金を動かす優先順位が、考えられないのですね。

自分の健康が一番なので、食生活は基本に、キチンとする必要があるのに、それが、できていなかったのです。

これも、一種のセルフネグレクトなのでしょうね。

また、人間関係の中で理不尽さを感じて追い込まれた時もありました。

「No」と言えない環境に、身を置かざるを得ない期間がありました。

自分から、「No」を発信していけば、軋轢が生まれるのは当然ですが、人生の中には、そのような時もあるという苦めの経験でした。

それにしても、ゲーテの体験はどの様なものだったのでしょうか?

多才な表現者、また、研究者として、親や周囲の期待と、自分の使命感とのギャップが根底にあったのでしょうか。

これは、私の推測に過ぎませんが、彼の著作に、多くの人が魅了されるのも、この背景が影響していると考えています。

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe[注釈 1]、1749年8月28日 – 1832年3月22日[1])は、ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者、博学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲学、汎神論)、政治家、法律家。ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残した。
その文学活動は大きく3期に分けられる。初期のゲーテはヘルダーに教えを受けたシュトゥルム・ウント・ドラングの代表的詩人であり、25歳のときに出版した『若きウェルテルの悩み』でヨーロッパ中にその文名を轟かせた。その後ヴァイマル公国の宮廷顧問(その後枢密顧問官・政務長官つまり宰相も務めた)となりしばらく公務に没頭するが、シュタイン夫人との恋愛やイタリアへの旅行などを経て古代の調和的な美に目覚めていき、『エグモント』『ヘルマンとドロテーア』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』などを執筆、シラーとともにドイツ文学における古典主義時代を築いていく。
シラーの死を経た晩年も創作意欲は衰えず、公務や自然科学研究を続けながら『親和力』『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』『西東詩集』など円熟した作品を成した。大作『ファウスト』は20代から死の直前まで書き継がれたライフ・ワークである。ほかに旅行記『イタリア紀行』、自伝『詩と真実』や、自然科学者として「植物変態論」、「色彩論」などの著作を残している。

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Posted by dblacks