どこを目指しましょうか? 酥奏伝 故事成語
『鶏口となるも牛後となるなかれ 酥奏伝 故事成語』
ニワトリの頭になる方が良いのか?
それとも、牛の尻尾になる方が良いのか?
これは、それぞれの価値観です。
受験をする進路選択の場面で、もう少しがんばって学力が求められる学校に行くのか? あるいは、余裕を持って進学できる学校を選ぶのかという局面が出てきます。
そもそも、このフレーズの価値観は、牛がニワトリよりも上になっています。
いずれにせよ、後々、その選択で良かったと思えれば良いわけです。
どちらを選ぶのが正解なのかはわかりません。
あくまでも、自分で決断するコトです。
このフレーズは、「ニワトリの口」に位置した方が、「牛の尻尾」にいるよりは良いと説いています。
「先頭」を行け、「ビリ」にはなるな! と言われているようですね。
カーレースを始め、マラソンなどのレースでも、ペースマネージメントをそれぞれのタイプ別に考えると聞いたことがあります。
先行逃げ切りが得意なタイプや先頭集団について行って、ラストスパートをかけていくタイプなど、さまざまです。
人間のメンタルは、先頭を走り続けて、背後に迫る何かに対して、非常に激しく消耗してしまうようです。
もちろん、先行逃げ切りタイプの人は、調子が良ければ、後ろの走者は気にしないでしょうけれどね。
何とか二番手に食らいついて、先頭走者が疲れてきた当たりで、スルッとトップをいただくという作戦が成功する確率が高そうですね。
カーレースの場合は、アクシデントが付き物ですから、レース中はコース上にとどまり続けるのが、優勝できるための必須条件です。
先頭集団にアクシデントが起きリタイアしたとすると、かなりの順位繰り上げやひょっとしたら、表彰台の高い所に立っている可能性だってあります。
各自の人生におけるポジション取りは、人生を完走していく上で、重要なマネージメントを必要とするのですね。
人生の節目で、色々なイメージを膨らませながら、より良い選択ができたら良いですね。
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