涙とともに種を蒔く人
『涙とともに種を蒔く者は喜び叫びながら刈り取る。種入れを抱え泣きながら出て行く者は束を抱え喜び叫びながら帰って来る。(詩126:5-6【新改訳2017】)』
農業機具が発達していない時代の農業は、今からは想像もできないほどの苦労があったでしょうね。
肥沃な三日月地帯と言われている地域でも、耕すのは大型動物の力をかりても、種まきは人力だったことでしょうね。
育苗よりもタネを直にまき、発芽も天任せだったのではないかと想像します。
そのような苦労を経て、数ヶ月経って、やがて、収穫の時期を迎えて、実った束を抱えながら、満面の笑みで帰ってくるということなのでしょうね。
それも、静かなほほえみでは無く、叫ぶほどに喜びを爆発させるほどなのですね。
中東地域の干ばつやイナゴなどの影響で飢饉が起きている歴史を見れば、種まきだけで無く、収穫を迎えるまでに多くの困難に直面することも想像できます。
ですから、なおさら、収穫の喜びは多いのでしょうね。
農業従事者でなくても、人生のなかで、何かにコツコツと取り組むことは、種まきに例えられることもあります。
なかなか実り多い収穫を得られなくても、くじけずにコツコツと継続することが大切なのですね。
実り多い収穫を目の当たりにするその日まで。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません