誰も損をしない「利益(りやく)」という考え方
「この取引が成立すると、経費を差し引きして、いくら利益が出る。」などの計算に慣れている方も多いことでしょうね。
最近では、「Win-Winの関係」と言われることが多くなってきました。
そもそも、取引は利益を生まないと次に繋がりませんから、差し引きマイナスになることは避けたいモノです。
しかし、このことばの語源は「利益」と書いて「りやく」と読むのだそうです。そして、その意味は「誰も損しない素晴らしいもの」なのだそうです。
「与えること」と「受け取ること」どちらが難しいですか?
「これあげる」というのは、小さな子どもでも言いそうです。小さなあめ玉を差し出されて「有難う」と素直に受け取れる人がどれくらいいるでしょうね?
また、「差し上げたい」あるいは「貢献したい」と思っていても、それを「受け取ってくれる」人がいるかどうかも課題ですね。
モノの値段には大きな開きがあります。それは、製造方法や原材料、そして、作る人の技術料などに開きがあるからですね。
ここ数十年、人件費が安い地域で、原材料をできるだけ押さえて、ソコソコのものを大量に作り、利益を確保し、投資家に多く還元するという傾向が窺えます。
ビジネスに効率を求めることは大切ではありますが、あらゆるビジネスが共存できないまでに一極化が進むなどの歪みが生じているのも現実ですね。
振り子のように、振り切ったら逆に進むものなのか?それとも、デジタル化された世の中には、そのような作用は働かないのか?今から、ジックリ肌身で感じていきたいと考えています。
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