究極の傾聴…ヨブの友人たち
『彼らは七日七晩、ヨブと共に地面に座っていたが、その激しい苦痛を見ると、話しかけることもできなかった。(ヨブ2:13新共同訳)』
苦難の最中にいる友人のために駆けつけるゆとりのある人達だったのですね。
一週間も、ヨブを観察し、ヨブの話に耳を傾けていたのですね。
これこそ、究極の傾聴だと思います。これがあったからこそ、この後のそれぞれの意見陳述がなされたのでしょう。意見陳述をクローズアップするとおしゃべりな友人たちというイメージになってしまいますからね。
相手の状況や心情を理解するために、168時間を費やした計算になるのですが、これは、ヨブにとっては心強かったのでしょうね。
傾聴は、寄り添うことが大切ですから、そばにいるということに深い意味があるのですね。
ヨブは、神がサタンに対して、例示するほどの義人でしたが、その彼が、このような状況におかれたのです。創造主である神を信じる信仰者が、同じような試練にあうこともありますね。
人間には、理解不能ですが、その中でも、助け手と次の希望を備えて下さると信じる信仰も試されているのだなと感じますね。
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