程よい知恵を用いたい 伝道の書(コヘレト)7:16

『あなたは正しすぎてはならない。自分を知恵のありすぎる者としてはならない。なぜ、あなたは自分を滅ぼそうとするのか。(伝道の書(コヘレト)7:16新改訳2017)』

過ぎたるは及ばざるごとしなどとも言いますが、何事もほどほどが良いようです。

「もっともっと」という人間の願望や欲望は際限がないこともありますね。

正しすぎる事によって、少しのつまずきや過ちで、自分自身が傷つき立ち直れない状況に陥ることもあります。また、周囲のあら探しにエネルギーの大半を注ぎ込むならば、自分が生きていくエネルギーを吸い取られ、本末転倒になりかねませんね。

誰でも知恵者と認められたい承認欲求はあるでしょう。しかし、知恵は、必要な時に用いるモノとして整理しておきたいものですね。

多くの人と対話を持つ中で感じるコトがあります。

「答え(正解)」を探している人もいますが、それよりも「共感」ポイントを探している方のが多いように感じます。一緒の立ち位置で、問題意識を共有することにニーズがあるようです。そこから、その状況からの可能性を一緒に考えることもニーズとして求められますね。しかし、重要なのは方針の意志決定は、当事者が行うということですね。

創造主である神は、土の器である人間の限界以上のことは求めておられないので、人間同士も過度の期待は持たないようにすることが大切なのですね。

もちろん、自分に対しても、向上心を大切にしながら、オーバーワークを避ける工夫が肝要です。

人間の分をわきまえて、謙遜に生きる為に必要な要素のようですね。

未分類

Posted by dblacks