喜びと苦しみは比例する アウグスティヌス
『いかなる場合にても、喜び大なればなるほど、それに先立つ苦しみもまた大なり。 アウグスティヌス』
ある登山家は、「人生のスパイスは冒険だ」と言っておりました。
その理由は、冒険は辛いけれども、登頂が成功した時の喜びが大きく、やみつきになっているとの事です。
さらに、自分自身の中に冒険を避けようとする気持ちもあるとも語っていました。
ドラマのシーンで、会社のボスに呼ばれて行くと、「良い話と悪い話どちらが先にききたい?」と問われるくだりが出てきます。
当然のことながら、人生には、喜びもありますが、苦しみもあります。
それを辛いと感じるかどうかは、個人次第ですね。
でも、多くの人は、苦しみはできるだけ避けて通りたいと考えていることでしょうね。
アウグスティン、オーガスティン(英語: Augustine)は、ローマ帝国(西ローマ帝国)時代のキリスト教の神学者、哲学者、説教者。ラテン教父の一人。テオドシウス1世がキリスト教を国教として公認した時期に活動した。正統信仰の確立に貢献した教父であり、古代キリスト教世界のラテン語圏において多大な影響力をもつ。カトリック教会・聖公会・ルーテル教会・正教会・非カルケドン派における聖人であり、聖アウグスティヌスとも呼ばれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8C%E3%82%B9
アウグスティヌスは、キリスト教がローマ帝国の国教になった時に活動した。
その時代でも、人間は喜びと苦しみを味わっていたのですね。
アダム以来の土を耕す(労働)をして生きる人間の宿命は、このフレーズで語り継がれているように、時代を超えても変わらないのですね。
別な見方をすれば、喜びの大きさは、期待の大きさであります。
大きな期待を持てば、安易にそれが達成されるという楽観派もいますが、そのために、用意周到に準備を怠らない慎重派もいます。
どちらかと言えば、慎重派の方が、喜びも苦しみも想定して、それに堪えられるようにしておくように思います。
人生には、必ずと言っていいほど想定外が起きる経験をした人も多いと思います。
そのような時にも、「やっぱり、来ましたか?」というふうに、受け止められる心の準備をしておきたいと考えています。
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