「信仰が救う」とは マルコ5:34

『イエスは彼女に言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。苦しむことなく、健やかでいなさい。」(マルコ5:34新改訳2017)』

全財産を使い果たしても癒やされなかった病が、イエス・キリストの着物に触るとたちまち癒やされた。これには、周囲も本人もビックリですね。

しかし、この女性には『「あの方の衣にでも触れれば、私は救われる」と思っていた(28)』という信仰がありました。「彼女には、信仰しか残っていなかった」と言う方が正しいかも知れません。

イエスは、真相を知った上で、この女性の信仰を公にしようと大衆の前で、明確にされました。そして、このフレーズが述べられたのです。

現実的に考えると不治とされる病が癒やされても、肉体的生命はやがて天寿を全うする時が来ます。癒やしが肉体の病に限定されていないというのが、「救い」という言葉に表されているように感じます。

「安心して」「健やかに」という言葉も「心」や「魂」に向かって使われているニュアンスを感じますね。

人生の中で、すべてを失ったと感じる局面が来ても、あきらめる前に、「信仰」が残っていることを思い出したいですね。

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Posted by dblacks