モーセの決意 出エジプト4:18-20

『そこでモーセは行って、しゅうとイテロのもとに帰り、彼に言った。「どうか私をエジプトにいる同胞のもとに帰らせ、彼らがまだ生きながらえているかどうか、見させてください。」イテロはモーセに言った。「安心して行きなさい。」
【主】はミディアンでモーセに言われた。「さあ、エジプトに帰れ。あなたのいのちを取ろうとしていた者は、みな死んだ。」そこでモーセは妻や息子たちを連れ、彼らをろばに乗せて、エジプトの地へ帰って行った。モーセは神の杖を手に取った。(出エジプト4:18-20新改訳2017)』

この時、モーセは80歳でした。

エジプトを出たのが40年前でしたから、その後は、エジプトとのコンタクトはない状態でした。

様々な不安が渦巻く中で、モーセは創造主である神の使命を果たすために、一歩を踏み出す決意を固めたのです。

良好な関係のイテロには、自分が受けた使命を言わずに、「エジプトに行きたい」と伝えて、快く「安心して行きなさい。」と送り出してもらったのです。

そして、エジプトに向かう時に「さあ、エジプトに帰れ。あなたのいのちを取ろうとしていた者は、みな死んだ。」と、創造主である神の声がきこえ、ゴーサインと励ましを受けて次の一歩を踏み出しました。

この御声は、モーセの様々な不安から来る恐れを取り除く、勇気百倍のメッセージだったでしょうね。

また、移動手段の「ろば」は、一般的には「知恵がなく格好良くない」と評価されますが、「平和の使者」という意味合いがあり、祭司や高貴な人は常用していたようです。

そして、モーセの手には「神の杖」が握られていました。出エジプトの歴史をふり返ってみると、これこそがモーセが与えられた「最大のアイテム」なのかも知れませんね。

この「神の杖」は、今の信仰者にとっては「聖書(神のみことば)」であり、その本質が理解できた時から「いのち」になる最強のアイテムなのですね。

信仰によって、次の一歩を踏み出したときに、創造主である神も共にいて、永遠のいのちの保証付のサポートを与えられているのですね。

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Posted by dblacks