「何かを探す」意識よりも「すでにある」という意識
一日8時間の労働時間の内、平均して36分は、何かの捜し物をしているとの調査があります。【下記参照記事】
家庭の中ではどうでしょうか?
何かをしようとする度に、「あれはどこにしまってある?」なんて所から始まることもありますね。必要なモノを揃えるだけで、数時間かかるなんて事もありますね。また、以前にこんな事もあろうかと買っておいたことを忘れて、また買うなんてこともあるでしょう。
捜し物に使っている時間のアンケート結果は、整理整頓が大切という文脈で引用される事が多いのですが、自分の身の回りのモノに限らず、必要なコト、そして、幸福について考えてみたいのです。
それらのモノ、コト、幸福は、自分には見えないだけであって、そばにあるのですよ。
視界に入らない、手に取れないから実感が持てないのだろうということです。
探すのに時間がかかるモノも大抵は、手の届くところにあると考えていますね。
旅に出ると、その場での発見や楽しみがありますが、案外、ふだんの生活の有り難みを感じることもあります。まあ、それを実感するためにも、たまに旅に出ることも大切なのかも知れません。
心機一転、新天地で自らの活路を開くというチャレンジもありです。それには、結構なコストと「清水の舞台から飛び降りる」くらいの覚悟が必要です。
「岡目八目」は、囲碁で対局をしている人よりも、傍観している人の方が、局面が見えやすいという意味で、近くの他人の方が、自分が探している対象を把握している可能性があります。
たまには、近くの他人の話に耳を傾ける時間も必要でしょうね。
人間が欲しいと思うアイテムと、実際に必要なアイテムには、かなりのギャップがあるように感じています。
自分が思い描く理想を追い続けることは生きる活力ですから大切です。
でも、一番大切なのは、自分にとっての必要です。
これを切り分けてこそ、幸福を実感できるのですね。
「「年間150時間」使って何をやっているのか?年間150時間。ビジネスパーソンは、この時間を何に使っていると思いますか?実は、勤務中に「探し物」をしている時間なのです(大塚商会調べ)。書類がない、ピンクの蛍光ペンがない、スティックのりがない、保存したはずのファイルがパソコンから見つけられない、電話を掛けようとしたら連絡票がない……生産性が全くない「探す」という行為に、多くの時間を費やしているのです。1日8時間労働だとして、約19日分(150時間/8時間)。年間勤務日数が250日だとすると、1日平均36分(150時間×60分/250日)も探し物をしていることになります。もし探し物に費やす時間を1日平均6分に短縮できたら、毎日30分も残業を短縮することができるのです。」
(https://next.rikunabi.com/journal/20171128_m1/ 参照 2021年10月15日)
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