他人には完全を求めてしまう性 トマス・ア・ケンピス
『われわれは好んで他人が完全であることを求めはするが、自分自身の欠点を正そうとしない。 トマス・ア・ケンピス』
「自分自身のことは自分が一番知っている」というセリフは、自己防御も最後の砦なのかも知れませんね。
でも、他人の観察と指摘は、全部ではないものの、ある程度、的を射ていることが多いのも現実です。
このようなやりとり一つでも、主観と客観がぶつかり合いますから、スゴい火花が散ることにもなりますね。
主観と客観は非常に興味深く、他人を観察する客観性と、自分のものさしで観察するという主観の合成が、相手の理想を作り上げたりしますから、提起したテーマは当たっていても、方法論として適用がマッチしないなどがあり、ミスマッチに発展するという現象もありますね。
多くの人は、自分が思っているほど、自分自身のことを観察していないのが現実ではないでしょうか?
その理由は、一言で言うと、辛くて辛くて、観察し続けられないからです。
それが、他人に完全を求める視点で、自分自身を観察していればなおさらです。
そもそも、人間は不完全な存在ですので、お互いに不愉快にならない程度に、配慮するという視点が、ソフトランディング地点なのかも知れませんね。
飛行機も無事着陸か、不時着陸あたりにしておかないと、墜落ということになりかねませんから配慮できる範囲で着地点を探りたいですね。
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