人間の弱いところ マーガレット・ドラブル
『人は、現実に耐えることができる。しかし、絶え間ない憂鬱にはもろいものです。 マーガレット・ドラブル』
人間は、覚悟をすれば耐えられる事もあります。
注射の針がチクッとくるのが嫌な人でも、ホンの一瞬と思えば、大抵の人は我慢できます。
それ自体をショックに感じる人もいますから用心が必要ですね。
また、冬の寒さも、寒い寒いと感じても、身体は慣れていくという順応性を持っています。
これが、現実に耐える人間の肉体的な生命力の強さなのでしょうね。
しかし、どれだけ屈強に見える肉体の持ち主でも、心が屈強とは限りません。
大きな身体の持ち主ほど、優しいというか、繊細な神経を持っているとさえ言われています。
「絶え間のない憂鬱」という表現について、筆者が持つイメージは、「自分にとって良くないことが起きるだろうというイメージのグルグル自動思考」です。
あるモノや肯定的なイメージが多くあるのに、ついついマイナスのイメージに引き寄せられて、それに支配されてしまうのです。
逃げよう逃げようとしても、そう思えば思うほど、マイナス自動思考スパイラルに巻き込まれていく人も多いですね。
「大丈夫」と感じたくても「憂鬱」の流れを絶えず感じ取ってしまい、まるで、強力な磁力に吸い寄せられていくのです。
人間が、趣味や嗜好を持つのは、この憂鬱から離れる可能性があるからです。
人間の持つ、心や思考は、それぞれに容量がありますから、ここが、「憂鬱」に満たされると、どんな良いことでも入る余地がなくなってしまうのでしょうね。
心に、ある程度の大丈夫エキスがあれば、「憂鬱」に感じるコトでも、一つの課題として向き合っていけるのでしょうね。
「憂鬱」に支配されないだけで、もっと幸せを実感できますね。
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