わからないのは何? ギルバート・ケイス・チェスタトン
『解決策がわからないのではない。問題がわかっていないのだ。 ギルバート・ケイス・チェスタトン』
自分の現状を打破する為の正解(ノウハウ)を求めている人が非常に多いです。
ですから、ノウハウ本が売れているのでしょうね。
でも、現実は絶対的な正解がないのが人生です。
まるで、エンジンがない手こぎの船で、大海を彷徨っているようなモノですね。
このフレーズを記したギルバート・キース・チェスタトンは、イギリスの作家、推理作家です。
「問題がわかっていない」という指摘は、うなずく以外にありません。
今の苦悩から抜け出したい一心で、取って付けたような解決策を求める風潮に警鐘をならしているように感じます。
でも、このフレーズは、推理小説家らしい雰囲気も漂っていますね。
例えば、借金問題があるとすると、それが気になって何も手に付かないならば、何としてもその問題を取り除こうとします。
しかし、その問題がなくなれば、別のコトが気になるようになります。
何も無い人生はあり得ないのです。
何かある課題や問題と二人三脚で歩いて行く人生を模索する必要を感じます。
ある人は、「問題という座布団にドカッと座ると問題が問題でなくなる」いう表現をします。
その問題と離れる意識よりも、共存する意識の方が現実的で、ギャップに苦しまなくても良くなりますね。
その問題を観察しながら、自分なりのオリジナルの解決策を考えるコトを趣味にしてみるのはいかがでしょうか?
そして、一筋縄でいかない人生をエンジョイするのも良いのではないでしょうか?
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