文明は終焉を迎え、また次の文明がはじまる

大河の流域で、統治する人ができて都市が形成されるような形が、古代文明の基礎となりました。

紀元前3000年頃には、ナイル川流域で、ファラオ(パロ)が絶対権力者(神の位置)として統治しました。これが、エジプトです。

同じ頃、チグリス川・ユーフラテス川流域でメソポタミア文明が栄えました。これが、バビロニアです。

紀元前2500年頃には、インダス川流域ではじまったのが、インダス文明です。カースト制度を持つインドなどの原形です。

紀元前1600年頃、黄河の流域で、中国文明が起きたとされるのが殷(いん)という国とされています。黄河や長江の流域では、早くから農耕が行われており、歴史としては長いが、国の形としての表出は、この時期のようです。

他にも、その土地によって引き継がれている文化はあります。

聖書の中に記されている驚くような出来事について考えてみます。

まず、ノアが【主】に命じられて建造した巨大木造船です。当時の人たちにとっては、見たことも無い建造物でしょうから、荒唐無稽でノアが説明をしても理解できなかったでしょうね。これも、高度な技術力が必要だったのだろうと推察します。浮力と必要な機密性が保てないと、大雨と大洪水の中を生き延びることはできなかったでしょうからね。

また、バベルの塔も衝撃だったでしょうね。これは、人間の欲と知識の塊だったと想像しますが、かなりの大きさだったようです。【主】が言語を乱して、そのプロジェクトをストップさせるくらいの規模だったのでしょう。当時から、土木技術や素材の選定なども、様々なノウハウがあったことが窺えます。これが、作られたのが、バビロンだったことに注目しておく必要があります。これから、また同じような事(世界統一政府)が起きる舞台になるとされています。

エジプトと言えば、巨大建造物のピラミッドがあります。現代の重機を使っても、かなりのコストや高い技術が必要とされると言われていますが、その当時、奴隷をはじめとする人力主体で、どのように作り上げたのかについて、首をひねるばかりです。多くの時間と犠牲が伴っているという想像はしています。世界を動かすほどの強大な力が、それを支えていたのでしょうか?

また、ツロ(ティルス)と言われるフェニキア人は、技術的にも優れ、海洋民族として世界中の交易を牛耳っていると聞きます。あちらこちらで活躍してきた商人のある部分は、この辺りにルーツがあると考えています。

今の時代は、コンピューターが不可欠な時代です。スマートホンやパソコンがなければ生活が成り立ちません。文明としては、古代文明に比べれば、衛生的な表面上色彩豊かな印象も持ちますが、その内容に関しては、「?」も感じます。

現代は、人間力の低下というのは否めません。体力的にも知力的にも、機械や他人に頼りっぱなしと言う側面を感じています。合理化や効率化という言葉の影で、多くの人が職を失うという一面もあります。この方向性は、生存さえ難しくなる可能性も孕んでいます。

文明が国を作り、その国が栄え、やがて衰退し次の体制に移行するという歴史が繰り返されてきました。これから先は、ますます目まぐるしく変化するでしょうね。

いつの時代にも、人間に求められるのは、人間の適応力、対応力です。そのためにも、人間力の基礎をバージョンアップしておきたいと考えています。

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Posted by dblacks