誰に何を聞くのか? 箴言21:28

『偽りの証人は滅びる。しかし、よく聞く者は正しく語り続ける。(箴言21:28新改訳2017)』

「偽りの証人」は、口から生まれて来たかのようによくしゃべり、次から次へと出任せを並べ立てます。

狼少年のように、事実でない誰も得をしないことを叫び続けると、次第に孤立していきます。

注目を集めるために、ホラを吹いていたのに、その結末は、全くの逆効果になってしまうのですね。

「よく聞くもの」の「聞く」はヘブル語で「シャーマ」で、「神に聞く」ことを示しています。

【主】の声は細い声だと記してありますので、それを聞くために何が必要なのでしょうか?

信仰者にとっては、「祈り」ではないでしょうか。

大切なのは、祈りのスタイルの検証です。

祈りの人と語り伝えられている先人がいます。

その一人は、マルチン・ルターです。宗教改革の立役者として矢面に立っていた彼は、毎朝3時間祈りの時間を持っていました。

ジョン・ウェスレー朝2時間、夜2時間、【主】の御前にひざまずいて祈りました。

彼らは、【主】との対話を通じて「神のことば」を聞いていたのです。

多忙になればなるほど、その時間は増えたと伝えられています。

一時期、名前が売れた教師であっても、自分の哲学やアイデアに偏ると消えていく傾向があります。

『…アベル…彼は死にましたが、その信仰によって今もなお語っています。(ヘブル11:4新改訳2017)』

人間界で起きた最初の殺人事件の被害者となったアベルは、信仰者として、幾千年の時を超えて語り継がれています。

人生は、何を聞き、何に対して心を向け、心を開くかによって、大きく変わります。

永遠に不変の愛に根ざした「神のことば」こそ、人の魂を生かして励まし、癒やし、エネルギーを与えます。

【主】との対話を通じて、まず自分自身が潤う神のことばを聞き、周囲に伝えていきたいですね。

また、傾聴家としての目標は、不安を聴いて共感し、平安を共有していきたいと考えています。

未分類

Posted by dblacks