鷹が爪を隠す真意 北条氏直時分諺留(ほうじょううじなおじぶんことわざとめ)?
『能ある鷹は爪を隠す 北条氏直時分諺留?』
出典は、定かではないですが、北条氏直時分諺留(ほうじょううじなおじぶんことわざとめ)ではないかといい伝わっています。
これは、狩りに同行させる鷹の様子からの教訓です。
優秀な鷹は、獲物に襲いかかるまでは、爪を隠して相手を油断させ、最接近したとき一気呵成に、その爪を駆使してターゲットを捕らえるということが由来です。
ここから、優れた才能を持った人間ほど、その才能を見せびらかすことはしないという意味合いで使われています。
その一例に、外交の場面をイメージするとわかりやすいかも知れません。
外国語が堪能な担当者なら話が早いと、通訳も入れないで、話を進めるケースもあります。
外交の性質上、ニュアンスの微妙な違いは、大きなギャップを生み出すこともありますから、通訳を入れてジックリ行うというのが、慎重派の基本線です。
さらに慎重にしようとするのなら、外交の窓口である担当者が、その国の言葉や文化背景を理解していることを表面出さずに、相手のそぶりや本音を探るという作戦もあります。
母国語では、相手が理解していないと高をくくって、ついつい悪口を言ったり、本音をこぼしたりすることもあります。
外国語を理解できないそぶりを見せながら、相手の真意を探るのは、スリルがありますね。
その上で、自分だけの利害に限らず、相手の利害も踏まえた上で、最良の着地点を見いだすことができれば最高です。
また、相手の悪巧みを回避できる可能性もあります。
これは、自分の自信にも大いに関係していることです。
人間は、自分の弱さを見せまいと、口数を多くする傾向があります。
手法としてはありなのですが、心理戦となると、すでに手の内を読まれている可能性もあります。
対処能力があり、ゆとりがあると、黙って対応することもできます。
相手の口数が多ければ、相手はそれだけ体力も消耗します。
受け身に回ってタイミングを伺いながら、勝負をつけることができますね。
ブラフを使いたいときは、「黙る」作戦も有効な時もあります。この場合は、爪を隠している風の作戦です。
何れにしても、自分自身の自信を等身大に把握して、その爪を手入れしておきたいですね。
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