争う時代に何を考えて行動するか? 箴言3:30
『あなたに悪い仕打ちをしていないのなら、理由もなく人と争うな。(箴言3:30新改訳2017)』
「理由もなく人と争うな」は、ムダにエネルギーを消耗しないために大切な教訓です。
自分にとってネガティブに感じることをまるで「自分に降りかかる火の粉」のように受け取ってしまうと、すべてを振り払いたくなるのが、人情かも知れません。
でも、明らかに自分が対処する必要がある課題以外は、「争わない」選択が大切ですね。
常に、自分が優位で居たいというのは、弱さの表れでもあります。
多くのケースの場合、勝者でも敗者でもないからです。
つまり、前進でも後退でもなく、中立であれば、争いが無い状態と考えることができます。
また、自分が攻撃されていると考えると、自分をどのように守ろうかと悩みが増えて、緊張感も大きくなっていきます。
まるで、世の中すべてを敵に回しているかのような、ストレスフルな状態が継続するということですね。
そのような状態では、猜疑心や恐怖心に苛まれ、変な汗をかき、エネルギーを消耗するというマイナススパイラルに陥ります。
一方、いざというときに備えた人は、どのような振る舞いが可能でしょうか?
それは、一言で言えば「ゆとり」です。
時間的にも、精神的にも、体力的にも、ストレスフルから解放され、自分の課題に集中できる生活です。
もう一つ、大切なテーマがあります。
それは、何が正義であるかということです。
これを、自分が勝ち続けることで、立証しようとするか? また、「本当に正義な存在」に委ねるかによって大きな差が生まれると言うことです。
この点は、「罪」に取り憑かれている人間には不可能なテーマです。この問題の解決は、創造主である神によらなければ光明が見えません。
その解決こそ、究極的な勝利であり、それにあやかることによって、「ゆとり」を手に入れることが可能になるのです。
確定した勝利は、多少の小競り合いがあっても、表面上のさざ波のようであって、結果に変化は起こりません。
ですから、堂々と「ゆとり」を味わって、日々、歩むことができるのですね。
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