名人芸とは? 松下幸之助
『早いけれども雑だというのもいけないし、ていねいだがおそいというのもいけない。念入りに、しかも早くというのが、今日の名人芸なのである。 松下幸之助』
高度経済成長期に、町工場から大量生産が可能な大工場へと躍進した先駆者として大活躍した松下幸之助のフレーズです。
作業の標準化は非常にハードルが高かったと思います。
それは、作業の速度は、個人差が大きいからです。
家庭の中でも、何人かで同じことに取り組んでも、作業が早い人と遅い人、丁寧な人と雑な人がいるのが一般的です。
作業の標準時間は、何人かの平均タイムを活用します。そのような流れから、大量生産ラインの速度が決められます。
生産量に応じて、早くしたり、遅くしたり調整されるのですが、早くした場合に、ミスやエラーが起こりやすいですね。
モノによってですが、多くの場合、検査も人間の目視検査が必須です。
最近の工場は、機械、ロボットが数多く配置され、人間は最少人数しか入れないと聞きます。
AIの発達によって、人間の活躍できる範囲が狭くなってきている状況に困惑している人も多いことでしょうね。
生活の話ですが、日常もスマホやAIが優位になっているイメージもあります。
しかし、調理に関しては、人間がしなければいけない範囲もあるはずです。
でも、「デリバリーサービス」の種類も増えてきましたから、それを利用して生活している人もいるのでしょうね。
自分のため、また、家族のために、マイペースに、できる範囲で安心料理を作れるのも、幸せなのかも知れませんね。
急ぎすぎても、せわしなく感じますし、遅いなと感じればじれったくなります。
相手を待たせず、自分が壊れずのほどよいペースで生活をしたいと考えています。
松下幸之助の生涯パナソニックを創業し世界的企業へと成長させた松下幸之助。その誕生からむめの夫人との出会い、死去までの94年間の歩みを紹介します。
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