隣人との関係 箴言3:28-29

『28 あなたに物があるとき、隣人に向かって、「帰って、また来なさい。明日あげよう」と言うな。
29 隣人が、あなたのそばで安心して住んでいるとき、その人に悪を企むな。 箴言3:28-29新改訳2017』

近所の付き合いが難しい時代になってきたと感じている人が多いのではないでしょうか。

お互いに生活を営みながら、プライベートに立ち入らずに、適度な距離感を見出すことができれば良好な関係性が育まれるでしょうね。

しかし、現実はお互いに警戒心を持ちながら、地雷を踏まないようにビクビクしている一面もあるのです。

でも、時には、周囲のことをお構いなしに、大音量で毎日パーティーピープルを決め込んでいるという例もあるようです。

自分だけ良ければ周りは関係ないというタイプと、迷惑をかけないように最大限の注意を払いガマンを重ねている人が両極にいます。

また、「助けてくれ」と連呼する人と、「助けなければ」という強迫観念に取り憑かれている人がいるようにも感じられます。

お互いに節度をもった関係を構築する必要がありますね。

本当に助けが必要な時には、先のばしせずに援助をする必要があるということを示唆されています。

これは、備えがある時にであって、自分に余剰の備えがなければ、為す術がありませんね。

もちろん、分け合えるのであれば、その選択肢もありなのでしょうけれど、自分が困るような所までは求められていません。

もう一つの示唆は、相手の安心を奪わないようにというものです。

これは、相手の平和を乱さないように振る舞うことが大切だということです。

「悪を企む」と記してあるのは、根も葉もないことを吹聴したり、誹謗中傷をしたりすることも含まれます。

何かの嫌がらせで、怪文書がまかれたり、事実でないウワサを振りまかれることもあります。

すごく悲しいことですが、現実として起こりうることです。

これを防ぐには、普段からの良好な関係作りしかないように思います。

隣の芝生は魅力的に感じるので、自分の理想の一端でも見えると、羨望から嫉妬心へと感情が変化していくことがあります。

その逆の方向性を探っていきたいですね。

批判するよりも、褒め合う関係性を模索したいものです。

助けるや助けられるという立場を固定することなく、お互いに助け合える何かを共有していきたいと考えています。

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Posted by dblacks