天国に一人なんて事はない ゲーテ

『天国に一人でいたら、これより大きな苦痛はあるまい。 ゲーテ『人生を励ます言葉』 (講談社)』

天国ってどんなところでしょう?

天国には、誰が行けるの?

聖書的には、天国は肉体から解放された栄光に満ちた所です。

そこには、創造主である神【主】の備えた「福音の三要素」に応答した人が入れられます。

ゲーテは、どのような局面で、この言葉を紡いだのかは分かりません。

でも、天国の現実は、そこに居るのは、一人ではないと言うことです。

ですから、天国においては、苦痛を味わうことはないと、私は信じています。

ただ、ゲーテのフレーズは、地上のイメージを当てはめると分かりやすいように感じます。

例えばの話です。

それは、ビジネスで散々苦労をしたあげく、豪邸を建てて、大切な家族と住もうと思っていたら、自分が家族のことよりもビジネスに注力をしていたことが原因で、家族が離れていって、豪邸にたった一人で居たという感じですね。

これ程、辛く感じることはないでしょう。

このビジネスマンは、家族と共に過ごすために、豪邸を手に入れようと、一心不乱に励んできたのです。

でも、その姿勢は、家族にとっては、逆に作用してしまったのです。

家族のためにと思ってがんばってきたのにという自己憐憫が溢れかえることでしょう。

一般的に解釈するならば、どんな楽しいとされることでも、自分一人だけでは楽しめないという事にも通じます。

人間は、誰かと担いあうこと、誰かと分かち合うことで、悲しみを少なくさせ、喜びを倍増させることができます。

もちろん、一人の時間も大切にしたいですが、お互いに貴重な時間を共有していくことも人生の充実のためには、大切な要素だと考えています。

この誰かを探すのも、人生の課題なのかも知れませんね。

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Posted by dblacks