行動の動機について 箴言13:16
『13:16 すべて賢い人は知識によって行動し、愚かな者は自分の愚かさを言い広める。 箴言13:16新改訳2017』
人間が行動を起こすときには動機があります。
それが、衝動的だとしても、要因は必ずあるものです。
それが当人には、理解できていないので、行動が衝動的になると言うメカニズムだと考えています。
「賢い人」とは、知識を生かせる人を意味しています。
箴言には、「賢い」と「愚か」の比較がありますが、これは、コントラストであって、人間はそう簡単には二分化はできません。
箴言に接する読者が、自分がどっちでありたいかをイメージするためには、有用なコントラストなのです。
自意識過剰でも、賢くない選択をしてしまう愚か者とならないためにも、自分の内面を探る事ができる謙遜さをキープしておきたいものです。
「愚かな者は自分の愚かさを言い広める」とあるのは、恥じることもなく、自分の間違いにも気が付かずに自分勝手に振る舞う姿勢を意味しています。
人目を必要以上に気にしないこと、また、自分に意思決定権があることを忘れない事は非常に重要です。
しかし、世の中に、自分だけしか居ないような、奔放な振る舞いは、周囲にも損失を与え、誰よりも、自分自身が一番大きな損失をかぶることになるのです。
裸の王様という寓話がありますが、世の中の景色を眺めれば、あちらこちらに、似たような人が存在するようです。
自分は、どうか? と問いかけることも大切だと考えています。
私は賢い人でありたいとか、賢い人に見られたいという願望を持っている人は多いです。
私もその一人です。
でも、それは、他者評価になるので、自己評価としての検証をして、自分に与えられた知識を生かす知恵を育みたいと考えています。
賢い人、それは、学歴が高いと言う意味ではないと考えています。
また、生活の中で、「おばあちゃんの知恵」が注目されるのも、その中に、賢さが詰まっているからだと思います。
人間は、何かの鎧を手に入れて、周囲を威圧しようと試みますが、本当に大切な事、または、適正なコストを払いつつ、知識を知恵にするという領域を目指したいですね。
そして、最も大切なこと、「永遠の幸福マインド」にたどり着くことだと考えています。
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