想像力は万事大切 パスカル

『想像力は万事を左右する。それは美や正義や幸福を作る。それらはこの世の万事である。パスカル』

「想像力の欠如」を嘆く声が、あちらこちらから聞こえてきます。

また、「KY」なる言葉がはやった時期もありました。

「KY」とは「空気を読めない」という意味合いで、あの人は鈍感だと揶揄する隠語です。

今では、ワザと「空気を読まない」利己的な動きが跋扈しているように感じられます。

本来は、自分を大切にし、他人も大切にするという共存共栄の大らかさを感じる世の中でした。

しかし、近年の風潮は、人と人を分断して、ギスギスした社会にされているように感じます。

そろそろ、方向を切り替えて、想像力を再学習して、再構築して行く必要性を強く感じます。

一番は、他人の状況や心情を想像し、想いを寄せることだと考えています。

しかし、関心事の一番は、外見です。

まあ、まずは、順序の前後は関係ないでしょう。

外見から得られる情報量が圧倒的ですから、それをベースにしながら、対話を積み重ねて内面への理解を深めていくというステップが現実的なのでしょうね。

想像力が健全に発揮されると「美」や「正義」や「幸福」を作るというのがパスカルのフレーズです。

正義は、杓子定規なものではなくて、不変の原則みたいなもので、筋が通っているものだと考えます。

正義は、誰かを裁くためではなく、共同体の拠り所になる基準みたいな位置づけではないでしょうか?

また、共同体が平穏に保たれることによって、そこに繋がる一人一人が、幸福感を得られるという意味合いも感じ取る事ができます。

美というのは、正義や幸福が現れたカタチなのかも知れませんね。

「美」や「正義」や「幸福」は、プライスレスで、必ずしも見えるものでもありません。

でも、それらを作り出すのにも、感じ取るのにも、想像力が必要なのですね。

自分の想像力を磨いていきたいと考えています。

ブレーズ・パスカル(Blaise Pascal、1623年6月19日 – 1662年8月19日)は、フランスの哲学者、自然哲学者、物理学者、思想家、数学者、キリスト教神学者、デカルト主義者、発明家、実業家である。
人物 神童として数多くのエピソードを残した早熟の天才で、その才能は多分野に及んだ。ただし、短命であり、三十代で逝去している。死後『パンセ』として出版されることになる遺稿を自身の目標としていた書物にまとめることもかなわなかった。
「人間は考える葦である」などの多数の名文句やパスカルの賭けなどの多数の有名な思弁がある遺稿集『パンセ』は有名である。その他、パスカルの三角形、パスカルの原理、パスカルの定理などの発見で知られる。ポール・ロワヤル学派に属し、ジャンセニスムを代表する著作家の一人でもある。
かつてフランスで発行されていた500フラン紙幣に肖像が使用されていた。

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Posted by dblacks