怒りを抑えるために何をするか? 箴言24:19-20
『24:19 悪を行う者に対して腹を立てるな。悪しき者を羨むな。
24:20 悪者には将来がなく、悪しき者のともしびは消えるからだ。箴言24:19-20新改訳2017』
人間には、良心が備わっていて、その人なりの正義感があります。
そのメカニズムも作用して、怒りが生まれるのです。
そして、腹を立てたり、何らかのアクションに発展していくのです。
人間の歴史は、不正の連続です。
極悪人がいなくなったと思ったら、小悪がのさばり出すというくり返しです。
そして、いつしか、極悪人が登場するのです。
この箴言は、そのような対象に対して、マインドマネージメントをするようにとの示唆です。
そもそも、「創造主である神【主】が、悪人を見過ごしているのはけしからん」と耳にすることがあります。
それは、ごもっともです。
でも、それは、今しばらくの忍耐です。
【主】が、人間の誰よりも、一番、忍耐しておられるのです。
『3:9 主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束したことを遅らせているのではなく、あなたがたに対して忍耐しておられるのです。だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。2ペテロ3:9新改訳2017』
どれ程の極悪人でも、悔い改めをすれば、義の衣を着るチャンスがあるのです。
でも、そのチャンスを生かさなければ、【主】の裁きを受けなければなりません。
まず、悪に対する怒りよりも、自分自身が【主】からのチャンスを生かしているかどうかを考えてみましょう。
もし、その立場にいれば、自分が許されたという実感を持つ事ができます。
そうすると、感謝が怒りより上回り、沈静効果をもたらすことがあるのです。
怒りは、冷静さを失い、平安を遠ざけます。
そして、エネルギー浪費をする事にも繋がります。
行き場の不明確な怒りほど、堂々巡りはありません。
この箴言からは、それに対する教訓を感じます。
人間は、一人一人、個別に清算の時を迎えるのです。
その時に委ねて、自分のエネルギーを他に生かした方が良さそうですね。
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