資本主義の原則と人間は共存できない

「役に立つことだけしろ。自分を愛してくれるものは愛し、自分を嫌うものは嫌い、自分に利益を与えるものに利益を与え、敵対するものには敵対しろ」

というのが、資本主義の原則だそうです。

成果主義というものが広がりを見せています。

しかし、企業の中には、不採算部門という部署があります。

それらも含めて、円滑に回すのが経営者の力量とされています。

一方、株主である資本家は、決算上の利益を上げ、それに見合った配当をするように要求する傾向もあります。

不採算と判断すると、その部門は即廃止されたりします。

利益や成果だけを追いかけ、人間関係も利害関係のみで判断するのですね。

「貧すれば鈍する」という言葉があります。

貧すれば鈍する – 故事ことわざ辞典

故事ことわざ辞典によれば、『貧乏をすると、毎日その生活のことばかり考えるようになるから、人は知恵や頭の回転が衰えてしまい、賢い人でも愚かになるという意味。
また、暮しが貧しくなれば、心までも貧しくなるものだということ。
「貧すれば鈍す」「貧すりゃ鈍する」ともいう。 』

 

利害関係に縛られると余裕を失ってしまい、経済的に悪循環が起きると、暮らしも貧しくなり、心までも貧しくなってしまうのですね。

トータルでの採算も重要ですが、採算だけではなく、本当の意味でのゆとりや豊かさも考えて生きたいですね。

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Posted by dblacks