順境のとき、逆境のとき
『順境には楽しめ、逆境にはこう考えよ 人が未来について無知であるようにと 神はこの両者を併せ造られた、と。(コヘレトの言葉7:14新共同訳)』
文語訳では、「順境」を「幸福(さいわい)」と記し、「逆境」を「禍患(わざわい)」と記しています。
意味合いとしては、気分的に上り坂であるか、立ち往生、または、下り坂、あるいは、人生の中における「まさか」というような要素を取り扱っていますね。
調子が良い時は、不安も増えてきますが、充分に楽しんで良い。
「少し風向きが変わってきたな」と感じたら、「人の人である等身大」の立ち位置を考えてみる必要があるのですね。
被造物である人間は、未来は、皆目わかりません。
「斜めから見れば、創造主のいたずらで被造物をデザインした」と考える人もいるかも知れません。
何はともあれ、人間は、神に似せられて、被造されたのですから、神ではないのですね。
人間は、占いとか秘術などの様々な手段で時空を越えようとチャレンジしますが、実際のところ不可能な領域なのです。
人間に与えられた、順境と逆境に向き合うほかないのですね。
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