知恵の勧め その弐
『いかに幸いなことか 知恵に到達した人、英知を獲得した人は。知恵によって得るものは 銀によって得るものにまさり 彼女によって収穫するものは金にまさる。真珠よりも貴く どのような財宝も比べることはできない。(箴言3:13-15新共同訳)』
天の知恵は、すべてのものに変えがたく非常に貴重なのです。
新約聖書の中に出てくる「真珠」や「土地」などに繋がる表現のように感じますね。
天の知恵とは、ソロモンが与えられた利害関係などを整理整頓するために用いるものがありますが、究極的には、永遠に繋がる貴重な選択をするために必要な要素でもあるのですね。
それは、「銀」や「真珠」など、高価なものでも手に入れられないアイテムなのですね。
つまり、肉体的生命の次に必要となる「永遠の幸福」なのです。
このために、旧約聖書の創世記で約束されたメシアが、イエス・キリストとしてこの世で肉体的生命に宿り、全人類の罪を背負い、その生け贄として十字架で死に、葬られ、三日目に復活したということが、事実であり自分のためだったと信じれば、「永遠の幸福」が得られるのです。
これが、天の知恵の本丸なのですね。
知恵というと、すぐに地上の富と考えてしまいますが、あくまでも、それは、二次的なものなのですね。
ソロモンは、豊かな時に成長し、天の知恵を求めたことで、さらに豊かにされました。しかし、それらの地上の豊かさを「空しい」と記しています。栄華の極みを知っているソロモンが「空しい」といった意味を考えてみる必要がありますね。
物事には、優先順位があります。それを決めるのは、自分自身です。その自由意志を適切に行使したいですね。
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