口角を上げる意識 上機嫌の修行
「楽しいから笑うと言うよりも、笑うから楽しい」というフレーズを聞いて、「なるほどな!」と思ったことがありました。
「できるだけ、いつも穏やかに居る」という理想をもって行動していても、心の湖面に広がる波紋がない鏡のような日の方が少ないのではないでしょうか。
波を立てる風は、常に四方八方からあるものです。
それが、どのような種類の風であっても、「平安はあるのだ」というマインドで、状況を客観視して、対応していきたいと考えています。
「いつも、上機嫌でいるなあ」と見える人でも、機嫌に水を差すような事柄に遭遇するはずなのですが、「上機嫌でいる修行」ともいう、日々の習慣化で保っているのだそうです。
「水を差す」と考えるとネガティブな一面を感じますが、水の大切な役割について記します。
日本刀は刃物としても、武器としても優秀なモノだとされ、今でもコレクターが多くいるようです。
その日本刀をつくる過程で、刀鍛冶による「トンテンカン」という鍛造が繰り返され、刃の部分の仕上げに、焼き入れという大切な工程があります。
これには、適温の火と、絶妙のタイミングで、適温の水(湯)で冷却するという作業があります。今で言うところの「企業秘密」ですが、経験値の積み重ねで、職人の肌感覚で伝えられるキモなのだそうです。
「冷や水」だと受け止めると、マインドも下がり気味になりそうですが、「引き締めの水」とか「麺類のゆであがりをしめる水」と受け止められると有効活用ができるようになるかも知れませんね。
不機嫌になりそうでも、まず口角を上げる意識から、習慣化していきたいモノですね。
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