愛は命がけ 太宰治
『愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。 太宰治』
世の中にインパクトのある作品を出す作家さんは、結構、桁はずれた破天荒さを持っている傾向を感じます。
その中の一人が、太宰治だと考えています。
「一切合切凡庸な」といえば、最近の流行歌の歌詞に使われていましたが、そのような枠に収まるような感覚では無いようです。
作品を読む多くの人は、「一切合切凡庸な」方々ですから、破天荒な作品が、疑似体験であり、インパクトがあるモノになるのでしょうね。
そのような中で、冒頭のフレーズです。
無謀に略奪を企むケースもあり、相手を生かすために、自分のいのちを差し出す覚悟を持つというのも、様々なケースをイメージします。
ほのぼのとした愛は、ほんの一握りなのかも知れないと考えるほど、生き物の愛は命がけのようです。
人間同士でも、好き勝手にくっついたり離れたりしますが、無意識でも実際には、かなり命がけなのですね。
愛は、命をつないでいく流れの中で、いろいろな反応が起きていて、同性のサバイバルゲームや異性の奪い合いなども含めると、生きながらえるのがキセキだと思うしか無いような出来事に満ちていますからね。
その愛を躊躇なく適宜適切に発揮している方々に支えられて生きながらえていると考えるコトにします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません