頂上に登る道 ヘレン・ケラー
『頂上への楽な道などない。それなら自分なりにジグザグに登ればいい。 ヘレン・ケラー』
スイッチバック式は、傾斜のキツい登山鉄道などに多く採用されています。
それは、傾斜が強いと重い車両は、登り切れないからです。
峠道のように、中継地点を設けることで、傾斜を緩やかにして、上り下りをラクにするという方式です。
蒸気機関車の全盛期には、傾斜が強い所では、機関車二輛建てというケースがあったようです。
これには、倍のチカラが必要だったのですね。
登山をする人には当たり前なのでしょうけれど、登山道は、先人が通った後であり、それを迷わずに辿っていくと、山頂へと繋がっています。
その登山道には、真っ直ぐに頂上へと繋がっているモノは、恐らく皆無でしょうね。
頼りにしているのは、先人が何度もチャレンジをして、刻んでいったジグザグ道なのではないでしょうか?
これは、後に続く人が楽に感じる傾斜と辛く感じる傾斜が含まれていますね。
人生を登山に例えるならば、自分なりのペースで、自分に丁度よい傾斜のジグザグ道を歩いて行けば良いのです。
ヘレン・ケラーは、どのようなジグザグ道を、どのような気持ちで、歩いていたのでしょうか?
人に後れをとっているとか、自分はひとりぼっちだとかを気にするよりも先に、自分の足元をしっかりと確認しながら一歩一歩進んでいきたいと考えています。
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