敗北の価値 モンテーニュ

『敗北には勝利以上の勝利がある。 モンテーニュ』

「ミシェル・エケム・ド・モンテーニュ(Michel Eyquem de Montaigne [mi??l ek?m d? m??t??], 1533年2月28日 – 1592年9月13日[1])は、16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者[2]。モラリスト、懐疑論者、人文主義者。現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けた主著『エセー』は、フランスのみならず、ヨーロッパの各国に影響を与えた。」
((https://ja.wikipedia.org/wiki/ミシェル・ド・モンテーニュ 参照 2021年10月14日))

将棋の藤井聡太三冠は、最年少記録を大きく塗り替える大活躍を見せています。

今のところ、勝ち星が多いモノの全勝というわけにはいかないようです。

でも、彼の強さの背景には、処理速度が速いコンピューターを駆使した分析があるようです。

つまり、敗北から、勝利に繋がる要素を学んでいるのです。

敗北も勝利も単なる結果で、そこにだけ拘るのは勿体ないのですね。

競技人生のゴールは、引退であって、一戦一戦の敗北や勝利は通過点に過ぎないのですね。

また、「負けるが勝ち」という言葉もあります。

これは、身近な人との関係性において大切な要素です。

自分が正しかったとしても、相手を叩きのめさないための知恵です。

パワーゲームだと自覚して張り合うというのも人生の楽しみと捉えれば悪くありませんが、傷つきやすい繊細な相手に対して、マウントを取るというメリットはあまり感じられないと思いませんか?

相手に、勝ちを譲るような体裁で、その場を収めておくというのも、人生の知恵だと言うことです。

より良い関係性を醸成していくためにも、お互いが必要以上に傷つかない配慮が大切なのだと考えています。

敗北を選択するのも勇気が必要なことですが、それは、大局的に見ると、勝利への王手だということもあるのですね。

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Posted by dblacks