奉納物(献品)の活用法 出エジプト36:8-39:43

『仕事に携わっている者のうち、心に知恵ある者はみな、 幕屋を十枚の幕で造った。幕は、撚り糸で織った亜麻布、 青、 紫、 緋色の撚り糸を用い、意匠を凝らしてケルビムを織り出した。幕の長さはそれぞれ二十八キュビト、幕の幅はそれぞれ四キュビト、幕はみな同じ寸法とした。五枚の幕を互いにつなぎ合わせ、もう五枚の幕も互いにつなぎ合わせた。つなぎ合わせたものの端にある幕の縁に、青いひもの輪を付け、もう一つのつなぎ合わせたものの端にある幕の縁にも、そのようにした。…(出エジプト36:8-39:43 新改訳2017)』

創造主である神とイスラエルの民の共同作業で、幕屋はつくられました。

自発的に献げられたものを知恵と英知を授けられた芸術集団が、13項目のパーツをつくっていきました。

幕屋の幕は、亜麻布の撚り糸で織られケルビムの刺繍が施され、10枚の幕で幕屋をつくりました。
幕屋の上に掛ける幕は、山羊の毛で11枚つくられ、その上に赤くなめした雄羊の皮とじゅごんの皮をのせたました。

アカシヤ材の板は56枚、横木は15本つくられ金でコーティングされました。

垂れ幕は、聖所と至聖所を仕切る幕で、大祭司と祭司を区別するため、入口の幕は、外光を遮断し、祭司とイスラエルの民を区別するためでした。

契約の箱は、至聖所に置かれ、マナを入れた金の壺、十戒が記された石の板2枚、芽を出したアロンの杖が収められ、その上にシャカイナグローリーがとどまりました。

贖いのふたには、両側にケルビムが配置され、神の御座、贖いの場、啓示の場という3つの役割がありました。ここに、大祭司が年に一度、いけにえの動物の血を注いでいたのです。

パンを置く机は、備えのパンを置くために使われ、イスラエル12部族を表す12個のパンを置くためでした。

燭台は七枝で、聖所の中に置かれ、光源を提供するために使われました。

香壇は、毎日、朝と夕に【主】が命じた方法で香を焚くために使われました。

聖なる注ぎ油は、祭司や器具を聖別するために、【主】が命じた通りの調合法でつくられました。

祭壇は幕屋の庭中央に置かれ、ここで、いけにえの動物が焼かれました。

洗盤は、祭壇と幕屋の間に置かれ、幕屋で奉仕する祭司が水で手と足を洗うために使われました。

幕屋の庭は、亜麻布のかけ幕で覆われ、イスラエルの民と異邦人を区別するためでした。

それぞれが役割があるコトは当然のことで、芸術性、耐久性に優れていて、荒野での移動にも最適だったのでしょうね。

でも、金が約900キロ、銀が約3トン、銅が約2トン使われたといわれますから、スゴいですね。

また、これら以上をエジプトから持ち出したイスラエルの民もスゴいですね。

出エジプトをした時に、エジプト人は、何を差し出しても、早く出て行って欲しかったのではないかと想像するほど、イスラエルの民を恐れていたということでしょうか? 

創造主である神がついていますから当然かも知れませんね。

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Posted by dblacks