人生の大きな課題は適度な栄養摂取
『野菜は地球の食べ物だが、果物は天国の味がする。 テリ・ギルメット』
アメリカの作家であるテリ・ギルメットのフレーズです。
人間は、菜食だったという歴史があります。このフレーズを見たときに、そのイメージと重なる気持ちになったので引用しました。
人間が、創造主である神に造られて、地上の楽園といわれるエデンの園に置かれました。
そこには、多くの果実がたわわに実っていました。なので、一つだけ禁止されていた果実に手を出すことをしなくてもよかったのです。
でも、創造主である神は、アダムとエバに、さながら「マシュマロテスト」をしたのです。
マシュマロテスト
エデンの園では、死が無かったので、動物の肉を食べるという事はありませんでした。
エデンの園を追放されたときに、創造主である神は、アダムとエバに動物を犠牲にして、皮の衣を与えてくださいました。この時に、はじめて「死」という概念が現実になったのです。
それと同時に、肉食のはじまりですね。
人間は、果実よりも肉食に魅力を感じる傾向が強くなってきたのでしょうか?
いつの時代にも、菜食主義者はいたのかも知れませんが、21世紀の時代は、健康志向の一つとして、菜食へ回帰する人も増えてきたように感じています。
肉食の是非は、いつの時代にも、様々な要因によって、論争の対象になります。
出エジプトの時代にも、一悶着ありました。
エジプトで奴隷生活を送っていたイスラエルの民は、それなりに食物にありついていたようです。
それが、荒野の旅路になると、「干しイチジク」「なつめやし(デーツ)」「ぶどう」「オリーブ」などしかない生活に不満を抱いて、指導者モーセに詰め寄ったという事件(出エジプト16:3)が起きました。
それに対し、創造主である神は、イスラエルの民に、朝はマナ(パン)夕方はウズラが与えられるようになりました。
「食べ物の恨みが恐ろしい」といいますが、懐かしい味を食べられない心細さが、人の心に火をつけてしまうようです。
栄養として、足りないはずはないのです。「干しイチジク」「なつめやし(デーツ)」「ぶどう」「オリーブ」で、栄養状態が保てるのかをどなたかに聞いてみたいと考えています。
デーツとして売られているナツメヤシは、100gあたり、カリウム718mg(バナナの2倍)、マグネシウム50mg、食物繊維8.6g(ごぼうの1.5倍)、カルシウム50mg、マグネシウム54mgなどと、なかなかの栄養成分の数字が並んでいます。
胃腸に過度に負担をかけないで、生命を維持できるヒントが、どこかにあるのかも知れないと考えています。
菜食に拘らなくても、自分がより良い人生を過ごすために、適度な栄養を考えて、体調を整えていくことが大切ですね。
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