お世辞や悪口への反応 ジョージ・エリオット

『人におせじを言われた時、いい気になって嬉しそうな顔をする者は傲慢な人である。人が他の人の悪口を言うのを聞いて喜ぶ者は心のいやしい人である。 ジョージ・エリオット』

「ウソでも良いから相手を誉めなさい」などと、リレーションのトレーニングでは言われることがあります。

まあ、見え透いたウソは、相手には伝わりませんから、せめて、相手の実態に沿ったほめ言葉を心から届けたいですね。

お世辞なら、相手の機嫌を取るためには、あることないことならべる必要があるのかも知れません。

でも、このフレーズでは、お世辞に「いい気になって嬉しそうな顔をする者は傲慢な人」と指摘されていますからご用心です。

また、他人の悪口を聞いた時の反応も、周囲からはよく見られているのですね。

「傲慢な人」や「いやしい人」と断罪されるのは心外ですし、イヤな感じしかしません。

でも、どうすればそれを回避できるのかを考えて工夫する必要があるようです。

私は、お世辞に対する反応は、「そのように言って下さるのは光栄です。」などと、有頂天にならないようにしようと考えています。

よくある反応で、「そんなこと絶対ありません」などと、お世辞を全否定する場面に出くわしますが、その場の雰囲気を悪くしてしまうこともあって、やんわりと対応した方が、その場は和むように感じています。

他人の悪口に対しては、冷静に「そんな話があるのですか?」と、あくまで冷静にふるまうように注意しています。自分がしている情報をつなぎ合わせて見て、よく似た状況だとしても、相手の話に乗っかって、盛り上がらない方が良いみたいですね。

油断していると、聞いている側の導火線に火をつけられることがありますからご用心ですね。

自分が表現する時にも、注意が必要だと考えています。

それは、怒りにまかせて感情的にならないことです。

自分の立ち位置を考えながら、相手にも一定の配慮をする方が、単なる悪口合戦に発展することを未然に防げそうだからです。

話をどの様に聞いているのかは、周囲の人がよく観察しているのですね。ご用心。そして、火の用心。

ジョージ・エリオット(George Eliot、1819年11月22日 – 1880年12月22日)は、イギリスの作家。本名はメアリー・アン・エヴァンズ(Mary Anne Evans、マリアン Marian ないしメアリ・アン Mary Annとも)。ヴィクトリア朝を代表する作家の一人で、心理的洞察と写実性に優れた作品を発表した。『アダム・ビード』『サイラス・マーナー』『ミドルマーチ』などの作品で知られており、特に『ミドルマーチ』は後世のヴァージニア・ウルフによって賞賛され、マーティン・エイミスやジュリアン・バーンズによって英語で書かれた最高の小説のひとつに数えられている[1][2]。

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Posted by dblacks