ロシアを制するモノが世界を牛耳る ハルフォード・マッキンダー(イギリス地理学者)
『東欧を支配するものがハートランドを制し、ハートランドを支配するものが世界島(ユーラシア大陸)を制し、世界島を支配するものが世界を制する ハルフォード・マッキンダー』
「ロシアを支配する者が世界を制する」これに関わる紛争が、2022年にウクライナ付近で表面化しています。10月の初旬には、決着がついたという情報もありましたが、どのように変化して、落ち着いていくのかを見守っている人が多いと思います。
「ハートランド」は、ユーラシア大陸の中核であるロシアを指しています。つまり、東欧を支配することが、ロシアを支配することになり、ロシアを支配できれば、世界を制する事になるというわけです。
1861年生まれのイギリスの地理学者であるハルフォード・マッキンダーは、地理的条件から分析した研究で知られていて、いわゆる地政学の開祖とされ、1919年、『Democratic ldeals and Reallty(デモクラシーの理想と現実)』という著作を発表しました。その中に記されたのが、冒頭のフレーズです。
現在、西側諸国はメディアを含めて、世界統一を目論む正体を見せない勢力に、牛耳られています。その勢力こそ「ディープステート」と言われるグループです。これは、国際金融資本勢力とも言われ、国家を超えた強大な資本とエネルギーを誇ってきました。
しかし、一時的にロシアを支配した歴史はありますが、それを維持することはできませんでした。
かつては、1812年にナポレオンは60万の大軍を率いてロシアに侵攻しましたが遠征は失敗しました。また、1941年ナチス・ドイツのヒトラーは、突如独ソ不可侵条約を反故にしてソ連に侵入し優位に戦いを進めますが、やがて形勢は逆転し、1945年に敗北しました。
これらの背景には、世界を統一したいという「魔物」が潜んでいたと、私は理解しています。
「国際金融資本勢力」「ナチス」「ネオコン」「ディープステート」などのワードは、様々な所で飛び交っていますが、多くの人は、それらがつながらずに「?」が、渦巻いているように感じられるのです。
かつての私がそうでした。「ブッシュ家とナチスの関わり」と聞いても、まさに「?」でしたからね。
さて、西側メディアでは「プーチン」が悪者にされています。それは、元駐ウクライナ大使 馬淵睦夫氏によれば、「プーチンを孤立させる作戦」が実行されているからだと言うのです。
一方、聖書には「ゴグとマゴグ」という記述が出てきます。この「ゴグ」は、北の地域を導くリーダーの称号です。これが、やがて中東のイスラエルに踏み込む日がやってくると預言されています。
しかし、「ゴグ」が「プーチン」であるかは分かりません。そうかも知れないし、違うかも知れないです。つまり、そう遠くない将来に起きる出来事で、その時の北の地域を導くリーダーが「ゴグ」であると言うことです。
これから将来のことを考えると、「ゴグ」は戦略的に中東に移動する時に「不凍港」を確保する必要がありました。これは、今回の紛争で抑えている黒海沿岸地域が、大きな貢献を果たすことでしょう。
また、これとは別に、陸路でも、中東へのルートを確保したようです。もちろん、制空権が担保されれば、兵員や兵站の空輸も可能になります。
これらを考えると、時代の時計は、少しずつ進んでいることを実感します。
一番大切なのは、自分にとって大切な備えをどのようにするかと言う課題ですね。
参考資料:「日本人が知らない世界の黒幕 元駐ウクライナ大使 馬淵睦夫著」
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