柔軟剤について、柔軟に考えてみる

おしゃれな衣服を洗うために、柔軟剤が良いと聞きます。

私は、過度のにおいは好みませんので使用していません。また、ドライクリーニングの薬剤の残り香も苦手ですので、なるべくぬるま湯洗いか、手洗いをしたいと考えています。

家庭用の洗濯洗剤も、残り香があるものもあり、ほどほどであれば、よい香りですが、それが気になってしまうこともあります。

香りなどを効率よく衣服などに付着させるために用いられているのがマイクロカプセルという技術だそうです。それが、弾けるたびに、人によってはよい香りと感じる香りを放つのです。

マイクロカプセルが弾けなければ、吸着したまま残存し続けるのです。ですから、数年経過した後でも、マイクロカプセルが弾けると、懐かしい香りを放つのだそうです。

その大きさは、花粉と同じくらいの30μmで製造されているのですが、弾けるとPM2.5と同じくらいの2.5μmで空中を舞い、また、周囲の布などに吸着するのだそうです。

深刻な問題は、それを吸い込むと肺胞100-200μmの間に入り蓄積されるという研究もあります。

タバコの有害物質が、0.1μm以下なので、PM2.5以上に懸念される問題なのです。喫煙者の肺の状態と身近に喫煙者がいる受動喫煙者などの肺は、リスクが大きいです。喫煙者は、フィルターを経由して吸い込んでいますが、受動喫煙者は直接吸い込むことになりますので、喫煙者の方々には、その点を考えていただきたいです。

過敏な人には、すごく生きていくのが大変な世の中と言うことになります。

ウィルスが0.1μmと言われていますので、PM2.5に比較すれば、25倍侵入しやすいと言うことですね。

スキマスキマに蓄積されていくということをできるだけ避けたいです。

ちなみに、肺胞100-200μm、鼻毛(髪の毛)70μm、花粉30um、黄砂4μm、PM2.5 2.5μm、細菌1μm、ウィルス0.1μm、タバコの有害物質それ以下、という大きさの順になります。

PM2.5と騒がれていますが、このマイクロカプセルの弾けたものも関係しているのではないかとの懸念を持ちます。

私は、寒暖差、花粉の影響を受けやすい体質ですが、どうも、黄砂にも影響を受けているのではないかと思うようになりました。黄砂到来の後に、身体がだるくなったりします。

地球上には、いろいろな浄化されにくい物質が飛び回っているようです。

新品の衣類でも、においが気になるモノもあります。

それらの影響を受けないようにするために、過敏な人たちの苦労は続いているようです。

マイクロカプセルは、粘着ローラーなどに付着させることができれば、ある程度は除去できるようです。

このマイクロカプセルとの戦いは、まだまだ続くようですね。

参考資料:香害入門 深谷桂子 著

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Posted by dblacks