ヨハネの黙示録ガイド 時代の感じ方について エゼキエル38:14-16
エゼキエル戦争をイメージさせる軍事的なシフトが起きると、旧約聖書の預言やヨハネの黙示録の内容が引き合いに出されます。
『14 それゆえ、人の子よ、預言してゴグに言え。『【神】である主はこう言われる。わたしの民イスラエルが安心して住んでいるとき、まさに、その日、おまえは知ることになる。
15 おまえは北の果てのおまえの国から、多くの国々の民とともに来る。彼らはみな馬に乗る者で、大集団、大軍勢だ。
16 おまえはわたしの民イスラエルを攻めに上り、地をおおう雲のようになる。終わりの日に、そのことは起こる。ゴグよ、わたしはおまえに、わたしの地を攻めさせる。それは、わたしがおまえを使って、国々の目の前にわたしが聖であることを示し、彼らがわたしを知るためだ。 エゼキエル38:14-16新改訳2017』
ディスペンセーション的視点では、2023年時点では、大患難時代に突入していないと考えています。
それは、イスラエルと和平条約を結んだという事実がないからです。その相手は、世界統一政府です。今のイラク辺り、昔のバビロンがその舞台になるとされています。
ペンテコステ以降の聖徒達が地上に居ることも、それを補完する要素になります。信仰者たちの希望は、メシアであるイエス・キリストの空中携挙です。空中携挙は、大患難時代のスタートのタイマーにはなり得ないのですが、この関係性は、微妙でもあります。
ヨハネの黙示録で大患難時代に地上で起きる場面に、ペンテコステ以降の聖徒達を示す「24人の長老たち」が登場しません。ですから、ディスペンセーションでは、ここに注目して、地上に聖徒達が居る状況は、大患難時代ではないと考えているのです。
世の中には、聖書に記されていることに似た現象が出てきていると騒がれます。しかし、その事実を冷静に観察、検証する必要があります。
「ユダヤ」と名乗っていても、様々な考え方のグループがあります。世界で大活躍している中にはユダヤ系譜の方が多くいます。彼らは、自分たちのグループの利益のために、動いています。
それらは、【主】が許容されているだけで、極めて自分たちへの利益誘導という要素が大きいものがあります。
過激なグループでは、危機を演出することで「メシアが再来」するという発想まであると聞きます。発想だけではなく、実際に計画を実行するのですから、巻き込まれた人は、たまったものではありません。
中には、脅しや詐欺に類するものも、「ユダヤ」というお面をかぶってなされることもあるようです。
やがての時のメシアであるイエス・キリストが再臨される時に、悪巧みは白日の下にさらされ、【主】の正義の元に裁きが下されます。
それまでは、多くの惑わしが、人々を騙し続けることでしょう。
世界統一政府は、統一宗教的な色彩から始まるようです。ニセモノは、見破るのが難しいですから、その様な罠が、あちらこちらに作られるのです。特殊詐欺の手法に似ているようなイメージもあります。騙されて痛みを伴ってから、はじめて理解するというイメージですね。
もう一つ、大患難時代の前に起きることとして、エゼキエル戦争があげられます。これがきっかけで、イスラエルは和平条約に頼らざるを得なくなるのです。
ですから、「世界のおへそ」であるイスラエルに目を向けている必要があるのです。そこが、世界の中心のようです。
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