仕上げと細工 職人にリスペクト
今は、昔ながらの職人さんが、どんどん卒業されている時代です。
年齢のこともあり、業態が変化して、事業の継続も困難になっている一面もあるようです。
大工さんも仕事の内容が変化しているようです。鉋(かんな)がけは至高の技術のようで、それを得手としている人は少数派のようです。
今や電動工具を駆使しないと、仕事にならないようです。玄翁でクギを打った時代から、電動ドライバでビスを打ちまくる時代へと大きく変化しています。
日本の伝統建築もかなり減少しました。
ニーズが変化している影響が大きいようです。
スタイルは、洋風のものに憧れる人が多いようです。
高気密で、24時間換気が当たり前になりました。停電などで、換気扇が止まってしまうと、どうなってしまうか心配ですね。
日本の伝統建築は、スキマだらけで、冬寒く、夏熱いという傾向がありますから、敬遠される要素ではありますね。
身体に良いのはどちらなのか?
それは、後の時代に分かることでしょうね。
職人の感覚の話ですが、仕上がりに対する感覚が変化しているように感じます。
昔は、親方について弟子入りし、ある程度の見習いをしてから独立するという道筋がありました。今の時代は、それも、変化しているようです。
知り合いだからといって、任せたら仕上がりに愕然としたという話を聞くことがあります。
施行写真を見せてもらって、思わず唸るしか無いコトもあります。
技術的な課題と機能的な理解が浮き彫りになってくるのです。
その仕上げで、機能を満たしているのか?と言う視点は、施主からすると非常に重要です。
また、仕上がりの確かさと美しさは、満足度に大きな影響を与えるものです。
全体の8割が良くても、致命的な問題が残れば、「ガッカリ」という感想にしかなりません。
仕上がりに注文をつけると、クレーマー扱いされたりして、Wショックですよね。
DIYのセルフビルドならば、少々のガタガタも笑い話にできます。
でも、プロの職人に頼むと期待値はグッと上がります。
素人に毛が生えた程度のプロもいる時代です。より賢い業者選びが求められます。
お互いに気持ちが良い取引をしたいですね。
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