生のはじめ「愛」 トルストイ
『人々は愛によって生きているが、自分に対する愛は死の始まりである。これにひきかえ、神と万人とに対する愛は生の始まりである。トルストイ』
基本的な理解として、人間の愛は有限なもの、神の愛は無限なものという考え方を、私はしています。
人間は、有限な存在であり、寿命を終えると「肉体的死」に迎えられるのは、誰にでも定まっています。
これを発端として、利己愛は、人間関係では致命的な結果に至ると考えると、そこにも「死」が口を開けて待ってるように考えられます。
一方、「神と万人とに対する愛」は、どうでしょうか?
トルストイが何をもって、このようなフレーズを発したのかを、私は認識していません。
私のイメージでは、神は無限の対象です。
また、万人は、ヨコに広がる有限ですが、多くの人が対象です。
これらの広がりは、イメージしても良いのではないでしょうか?
これは、ヨコの関係をスムーズにする可能性があります。
お互いに生かす関係が醸成されていけば最高ですね。
それが、「生の始まり」と表現されているのでしょうか?
利己愛は、自分だけよければ良いという偏ったものです。
自分を大切にするのは基本なので、それを自己愛とすれば、それが健全であれば、必要不可欠なものです。それは、自分を生かし励ますモノになることでしょうね。
自分も、神も万人も、生かす「愛」を共有したいと考えています。
これが、非常に難易度が高いのですね。
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ(露: Лев Николаевич Толстой ˈlʲef nʲɪkɐˈla(j)ɪvʲɪtɕ tɐlˈstoj, ラテン文字表記:Lev Nikolayevich Tolstoy, 1828年9月9日〔ユリウス暦8月28日〕 – 1910年11月20日〔ユリウス暦11月7日〕)は、帝政ロシアの小説家、思想家。
フョードル・ドストエフスキー、イワン・ツルゲーネフと並び、19世紀ロシア文学を代表する文豪。他の同姓の人物と区別して「大トルストイ」と呼ぶこともあるが、単にトルストイと表記した場合でも、レフ・トルストイを指すことが多い。
英語では名はレオ(Leo)とされる[注釈 1]。
代表作に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』など。文学のみならず、政治・社会にも大きな影響を与えた。非暴力主義者としても知られる。
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