幸せに生きるためのチカラ1 「意志決定力」 子どもの力03

「意志決定力」とは、自分の意志を持ち、それを明らかにして、自分で決めるチカラのことを言います。

親は、ついつい乳児や幼児の延長線で、子どもの先回りをして、決めてしまうことが多いようですね。

判断が難しいですが、子どもが自分で考えられるようになった段階から、子どもの意見をできる限り通して、「自分で決定した」という意識を持つことが大切です。

子どもですから、余地不可能なこともありますから、保護者としての助言やさりげないサポートは不可欠です。

大切なのは、自分の意志で決定していく積み重ねが、その子の人生の土台になっていくということです。

習い事でも、やりたいと思ってはじめても、先生との相性や内容が自分の希望(イメージ)と違っていたり、不得手な分野だったりして、やめたくなるときが出てきます。その様なときには、「自分で決めたのだからやり通しなさい」という厳しい対応よりも、柔軟な対応が必要になるでしょうね。

自分で決めて挫折したり、決断が誤りだったことを認められる柔軟性こそ、粘り強い素地になるのではないでしょうか?

習い事の多くの失敗は、親が未達のことをその子に託す(押し付ける)パターンです。

その子に才能があって上手くいくケースもあるでしょうけれど、上手くいかないことも当然ながらありますよね。

3世代4世代の呪い的な呪縛」から抜け出た方が、他の可能性に進むことができます。

できない未達を見続けることは、自分の影を見つめているような状況ですから、それよりは、向きを変えて、光が当たる方向を向いた方が、色々な他の選択肢も見つかる可能性があるのではないでしょうか?

それでも、未達の中に、自分の使命(ミッション)を強く感じるのなら、ジックリコツコツと取り組んでいく人生も選択肢としてはありですね。その場合、エネルギーの配分を考えた方が、より良い人生になると考えています。

参考文献 「子どものチカラを信じましょう 高橋孝雄 著」

未分類

Posted by dblacks