口の出し入れに要注意 貝原益軒
『人生は日々に飲食せざることなし。常に慎みて欲をこえざれば、過ごしやすくして病を生ず。古人禍は口より出て、病は口より入るといえり。口の出し入れ常に慎むべし。 貝原益軒』
人間は、欲によって生かされている側面はあり、すべてを否定されるモノではありませんね。
「養生訓」を著した貝原益軒は、その欲とどのように折り合いをつけるかを問うています。
「慎み」と「欲」の戦いなのですね。
健康を維持するためには「慎み」が優位である必要があり、「欲」が勝つと大食や大酒によって病気になってしまうということですね。
感染症と向き合ったのが、人間の歴史の一面です。
感染症の予防は、目と鼻と口を守れば99%大丈夫と言われています。この中でも、一番大切なのは口なのだと考えています。それは、一般的には栄養も水分も口から入れるからです。
安心できるモノを適量摂取することを心がけたいですね。
感染症の予防にマスクは必要か不要かの論議も熱くなされていますが結論は出ることはないのではないでしょうね? ウイルス飛沫の大きさから考えるとほとんどのマスクはスルーしてしまうという事実はあります。それさえも通さないマスクは息をするのも苦しいですからね。フェイスシールドやマウスシールドが増えてくるのも自然な流れかも知れませんね。
「口の出し入れ常に慎むべし。」には、もう一つ別の意味を感じます。
口から出るモノは、「言葉」もあります。これが、時には、人に刺さって行くことがあるからです。
口から出る言葉は、心から出るので、常日頃から思っている言葉が溢れ出てしまうのです。
慎みを大切にして、心の整理を習慣化したいですね。
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